鳥
窮鳥懐に入れば猟師も殺さず
越鳥南枝に巣くう
飛鳥尽きて良弓蔵る
鳩に三枝の礼あり
雀の千声鶴の一声
烏(からす)
烏に反哺の孝あり
烏合の衆
烏の頭白く、馬角を生ず
烏の頭白くなる
烏の行水
馬
風馬牛
駑馬に鞭打つ
じゃじゃ馬馴らし
馬耳東風
意馬心猿
犬
一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う
犬と猿
犬の遠吠え
犬も歩けば棒に当たる
犬馬の心
牛
角を矯めて牛を殺す
牛は牛連れ
牛を馬に乗り換える
牛耳を執る
九牛の一毛
鶏
鶏群の一鶴
鶏口となるも牛後となる勿れ
鶏口牛後
鶏鳴狗盗
牝鶏晨す
虎
苛政は虎よりも猛し
虎の威を借る狐
虎穴に入らずんば虎子を得ず
虎視眈眈
張子の虎
蛇
鬼が出るか蛇が出るか
蛇の道は蛇
蛇足
藪をつついて蛇を出す
杯中の蛇影
魚
魚を得て筌を忘る
魚心あれば水心
水魚の交わり
水清ければ魚棲まず
逃がした魚は大きい
鶴
鶏群の一鶴
掃き溜めに鶴
風声鶴唳
鶴の一声
鶴は千年亀は万年
鹿
鹿を逐う
馬を鹿
鹿を指して馬となす
鹿を逐う者は山を見ず
中原に鹿を逐う
猫
窮鼠猫を噛む
猫に小判
猫の手も借りたい
猫を被る
竜
亢竜悔いあり
画竜点睛を欠く
竜に翼を得たる如し
竜の雲を得る如し
竜の鬚を撫で乕の尾を踏む
亀
亀の年を鶴が羨む
亀の甲より年の劫
亀鳴く
亀は万年
浮き木の亀
鬼
汨羅の鬼
鬼が出るか蛇が出るか
疑心暗鬼を生ず
鬼哭
断じて行えば鬼神も之を避く
猿
猿猴月を取る
猿猴が月
猿猴捉月