10
3月

数の慣用句

☆一
一押し二押し
一から十まで
一金二男
一工面二働き
一と言って二と無い

☆二
二つと無い
二つに一つ
二兎を追う者は一兎をも得 ず
二世の縁
二世の固め

☆三
三尺下がって師の影を踏ま ず
三尺高し
三尺の童子
三日にあげず
三日見ぬ間の桜

☆四
四十暗がり
四十島田
四十振袖
四の五の言う
四つに組む

☆七
七の賢しき人
七仏通戒の偈
七十にして矩をこえず
七尺下がって師の影を踏ま ず
七度尋ねて人を疑え

☆八
八を寄せる
八の字を寄せる
八十八夜の別れ霜
八幡の不知藪
悔いの八千度

☆十
十に八九
十の一二
十指に余る
十年一日
十年一昔

☆百
百に一つ
百も承知二百も合点
百年の恋も一時に冷める
百尺竿頭に一歩を進む
百日の説法屁一つ

☆千
千に一つ
千も万もいらぬ
千里の馬
千里の堤も蟻の穴から崩れ る
千里の野に虎を放つ

☆万
万に一つも
万事休す
万人の万人に対する戦い
万感交到る
万機公論に決すべし

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10
3月

状態・状況の慣用句

☆温度
涼しき方
涼しき道
冷たい戦争
冷たくなる
熱が入る

☆遠い
遠い一家より近い隣
遠からん者は音にも聞け、 近くば寄って目にも見よ
遠き慮りなければ必ず近き 憂えあり
遠きに交わりて近きを攻む
遠きに行くは必ず邇きより す

☆早い・遅い
早い事
早い所
早い話が
早い者勝ち
早かれ遅かれ

☆大小
大きなお世話
大きな面
大きな目にあう
大なり小なり
大の虫を生かして小の虫を 殺せ

☆長い・永い
長き夜
長い草鞋を履く
長き眠り
細く長く
長の暇を告げる

☆高低
高きに登る
高くつく
高が知れている
高を括る
低き所に水たまる

☆無い
無い袖は振れない
無い物は無い
無きにしも非ず
無くて七癖有って四十八癖
無きになす

☆色
黄なる涙
黄なる物
白い大陸
白い歯を見せる
白い物

☆善い・悪い
善に強い者は悪にも強い
善の裏は悪
善は急げ
よい星のもとに生まれる
良うせずは

☆明るい・暗い
暗夜の礫
暗影を投ずる
暗礁に乗り上げる
暗闇の鉄砲
暗闇の恥を明るみへ出す

☆生
生を隔つ
生酔い本性違わず
生酔ひ本性違わず
生兵法は大怪我の基
生唾を呑み込む

☆虚
虚に乗ずる
虚を衝く
虚仮にする
虚仮の一心
虚仮も一心

☆多い
多とする
多かれ少なかれ
多勢に無勢
多少とも
多生の縁

☆如し
吉凶は糾える縄の如し
響きの声に応ずるが如し
裁決流るる如し
件の如し
因って件の如し

☆独特・特徴的
異彩を放つ
物議を醸す
常軌を逸する
斜に構える
奇を衒う

☆巧み
機微をうがつ
数寄を凝らす
工夫に落つ
至り深し
うまいこと

☆状況
冥冥の裡
希有にして
寛にたゆたに
けしうはあらず
慎莫におえぬ

☆相手・集団
両両相俟って
乙に搦む
釁に乗ず
小便一町糞一里
御免蒙る

☆出世
出藍の誉れ
青は藍より出でて藍より青 し
鳶が鷹を生む

☆油断
兎の昼寝
蟻の穴から堤も崩れる
千丈の堤も蟻の穴より崩れ る
月夜に釜を抜かれる
川立ちは川で果てる

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10
3月

動作・動きの慣用句

☆聞く
聞いて呆れる
聞いて極楽見て地獄
聞いて千金見て一文
聞きしに勝る
聞くは一時の恥、聞かぬは 末代の恥

☆言う
言い得て妙
言うことなし
言うことを聞く
言うだけ野暮
言う所の

☆泣く
泣いて暮らすも一生笑って 暮らすも一生
泣いて馬謖を斬る
泣いても笑っても
泣く子も黙る
泣く子も目を開け

☆争う
負うた子より抱いた子
負わず借らずに子三人
止めを刺す
争えない
争って

☆逃げる
逃げた魚は大きい
逃げるが勝ち
逃げ足を踏む
逃げを打つ

☆出る
出て失せる
出る杭は打たれる
出る所へ出る
出ると負け
出る船の纜を引く

☆見る
見ての極楽住みての地獄
見ての通り
見て見ぬ振り
見ぬ商いはできぬ
見ぬが花

☆取る・とる
取るに足りない
取るに足らない
取るものも取り敢えず
動きが取れない
取り締まりがない

☆生死
生まれた後の早め薬
生まれぬ先の襁褓さだめ
生まれも付かぬ
死なば諸共
死ぬ者貧乏

☆感情
思う故に
思う心
思う空
思うところなし
思うどち

☆痩せる
痩せても枯れても
痩せる思い
憂き身を窶す
痩せの大食い
痩せ法師の酢好み

☆切る
切った張った
切って落とす
切って捨てる
切って取る
切っ刃を回す

☆引く
引くに引けない
引くの山の
引かれ者の小唄
引けを取る
引っ込みがつかない

☆合う
合うたり叶うたり
合うも不思議合わぬも不思 議
平仄が合わない
辻褄が合う
弖爾乎波が合わない

☆知る
知っての通り
知らしむべからず
知らぬが仏
知らぬは亭主ばかりなり
知らんがために我は信ず

☆打つ
打って一丸となる
打てば響く
翻筋斗を打つ
休止符を打つ
批点を打つ

☆立つ
立っているものは親でも使 え
立つより返事
立てば歩めの親心
立てば芍薬座れば牡丹歩く 姿は百合の花
受けに立つ

☆食事・料理
食うか食われるか
食うや食わず
食ってかかる
食が進む
食が細い

☆待つ
待ちに待った
待つうちが花
待てど暮らせど
待てば海路の日和あり
待てば甘露の日和あり

☆状態
有る限り
有るか無きか
有るか無し
在るが儘
有る事無い事

☆学ぶ
習うより慣れよ
読書甚解を求めず
読書百遍義自ら見る
得たりおう
得たりやおう

☆反る
反りが合わない
反りをさす
反りを合わせる
反りを打つ
反りを返す

☆抜く
抜き差しならない
抜き差しならぬ
抜き手を切る
抜け目がない
抜け駆けの功名

☆掛かる
掛けも構いも無し
懸けまくも畏き
圧力を掛ける
保険を掛ける
立直が掛かる

☆売る・買う
売り言葉に買い言葉
売り代なす
売り家と唐様で書く三代目
売り物には花を飾れ
歓心を買う

☆寝る
早起きは三文の徳
御寝ある
御寝なる
起きて半畳、寝て一畳
寝た子を起こす

☆移動する
行くとして可ならざるはな し
帰りなんいざ
往に掛けの駄賃
来と来
移れば変わる

☆入れる・入る
故障を入れる
詫びを入れる
罅が入る
技神に入る
悦に入る

☆する
専らにする
置きにする
行色を壮にする
公界をする
旨とする

☆付ける
勿体を付ける
下手に付く
等閑に付す
文句を付ける
因縁をつける

☆行動
踏んだり蹴ったり
哺を吐く
振り出しに戻す
荒ぶる神
候べく候

☆嫉妬・根に持つ
甚助を起こす
卑下も自慢の中
妬に籠む
癇にさわる
お高くとまる

☆邪魔をする
出端を折る
出端を挫く
足を引っ張る

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10
3月

戦・武器の慣用句

☆盾・矛
矛を収める
矛を倒にす
矛を交える
盾に取る
盾の半面

☆矢
矢の催促
矢も盾もたまらず
矢面に立つ
一矢を報いる
白羽の矢が立つ

☆弓
弓折れ矢尽きる
弓を引く
弓と弦
弓取る方
弓は袋に太刀は鞘

☆刀
単刀直入
両刀使い
刀にかけて
刀の錆
刀の手前

☆刃
刃に伏す
両刃の剣
白刃踏むべし
刃に掛かる
兵刃を交える

☆軍
軍配が上がる
軍配を上げる
軍配を返す
軍門に降る

☆槍
槍玉に上げる
横槍を入れる
槍が降っても
槍一筋の主

☆敵
敵に塩を送る
敵に後ろを見せる
敵に糧
敵は本能寺にあり
敵を見て矢を矧ぐ

☆戦い
攻守所を変える
和を講じる
反旗を翻す
素引きの精兵
衝に当たる

☆武器・防具
機関銃のようにまくし立て る
内兜を見透かす
兜の緒を締める
兜を脱ぐ
剣の刃を渡る

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10
3月

道具の慣用句

☆乗り物
御輿を上げる
御輿を担ぐ
御輿を据える
玉の輿に乗る
車の両輪

☆衣類
衣鉢を継ぐ
錦衣を着て故郷に帰る
裾を掻く
薦を被る
裄丈も無い

☆釘
釘をさす
釘になる
釘を刺す
裏釘を返す

☆棚
棚上げにする
棚から牡丹餅
棚に上げる
棚の物を取って来るよう

☆旗
旗を揚げる
旗を巻く
旗色が悪い
旗鼓の間に相見ゆ
一旗揚げる

☆財布
財布の底をはたく
財布を握る
財布の口を締める
財布の紐が堅い
財布の紐を緩める

☆筆・ペン
筆がすべる
筆が立つ
筆に任せる
筆を擱く
筆を染める

☆枕
枕を交わす
枕を高くする
夢枕に立つ
枕が上がらない
枕片去る

☆履物
草鞋を脱ぐ
草鞋を穿く
二足の草鞋を履く
下駄を預ける
下駄を履かせる

☆紙
薄紙を剥ぐよう
横紙破り
紙子着て川へはまる
紙子四十八枚
折り紙を付ける

☆幕
幕が下りる
幕を下ろす
幕を切って落とす
幕を切る
幕を引く

☆船・舟
渡りに船
舵を取る
船が坐る
船に刻して剣を求む
船を漕ぐ

☆糸
一糸まとわず
一糸乱れず
糸を引く
陰で糸を引く
鬢糸茶烟の感

☆縄
縄に掛かる
一筋縄ではいかない
縄目の恥
縄を入れる
縄を打つ

☆鞭
先鞭をつける
愛の鞭
老骨に鞭打つ
駑馬に鞭打つ
教鞭を執る

☆杖
杖とも柱とも頼む
転ばぬ先の杖
側杖を食う
杖に突く
杖の下から回る児は打てな い

☆家・家具
家を外にする
御簾を隔てて高座を覗く
障子貼る
長持ち枕にならず
戸板に豆

☆壺
笑壷に入る
壺に嵌まる
壺の口を切る

☆裁縫
針の筵
針を含む
針の先で突いた程
針ほどのことを棒ほどに言 う
針を立つる土地無し

☆杯
苦杯を嘗める
固めの杯
杯を返す
杯を傾ける
杯をする

☆楽器
三味線を弾く
太鼓を持つ
笛吹けども踊らず
琴の緒を絶つ
鐘や太鼓で探す

☆車
前車の轍を踏む
火の車
横車を押す
車軸を流す
車の両輪

☆眼鏡
お眼鏡にかなう
眼鏡が狂う
眼鏡にかなう
御眼鏡にかなう

☆着物・衣
赤い着物を着る
衣打つ
衣片敷く
衣を返す
衣食足りて礼節を知る

☆袖
袖にする
袖の下
袖振り合うも多生の縁
袖を絞る
袖を連ねる

☆薬
薬が効く
薬餌に親しむ
薬籠中の物
薬籠に親しむ
薬が効き過ぎる

☆板
板に着く
板に掛ける
板に付く
板に乗せる
板に上す

☆畳
畳の上で死ぬ
畳の上の水練
畳の塵を毟る
半畳を入れる
半畳を打つ

☆金
金が唸る
金が敵
金がものを言う
金で面を張る
金に飽かす

☆金属
鉄のカーテン
鋳型にはめる
鉄桶水を漏らさず
鉄槌を下す
鋼を鳴らす

☆箱
重箱の隅をほじくる
香箱を作る
骨箱を叩く
棺を覆う
開けて悔しき玉手箱

☆看板
看板打つ
看板が泣く
看板に偽り無し
看板に傷がつく
看板をおろす

☆算盤
算盤が合う
算盤が持てない
算盤の玉はずれ
算盤を置く
算盤を弾く

☆棒
棒ほど願って針ほど叶う
棒を引く
栃麺棒振る
竿の先に鈴
御先棒をかつぐ

☆宝
宝さかって入る時はさかっ て出る
宝の持ち腐れ
宝は身の差し合わせ
玉と砕ける
玉となって砕くとも瓦とな って全からじ

☆食事
酌を取る
匙を投げる
箸が転んでもおかしい年頃
箸が進む
箸が端

☆刃物
鋏を入れる
剃刀の刃を渡る
どすを呑む
どすの利いた声
鉈を振るう

☆明かり
提灯で餅をつく
提灯に釣り鐘
提灯をつける
提灯を持つ
提灯程の火が降る

☆料理道具
御釜が割れる
御釜を掘る
御釜を起こす
鍋蓋に目鼻
破れ鍋に綴じ蓋

☆布
風呂敷を広げる
絹を裂くよう
麻布で気が知れぬ
頭巾と見せて頬かぶり
錦を飾る

☆毒
毒にも薬にもならない
毒を以て毒を制する
毒気に当てられる
毒気を抜かれる
毒蛇の口

☆桶
桶な物打ち明ける
桶の物打ち明ける
箍が緩む
箍を締める
箍を外す

☆道具
蝋を噛むよう
位牌を汚す
烏帽子を着せる
鍵の穴から天のぞく
灸を据える

道具の慣用句 はコメントを受け付けていません
10
3月

自然の慣用句

☆風
風上に置けない
波風が絶えない
肩で風を切る
利いた風
柳に風

☆火・炎
火が消えたよう
舌端火を吐く
火危うし
火が付く
火が入る

☆水・氷
汗水流す
烏の行水
年寄りの冷や水
湯水のように使う
上手の手から水が漏れる

☆山
山が当たる
後は野となれ山となれ
一山当てる
氷山の一角
大山も蟻穴より崩る

☆雲
雲行きが怪しい
青雲の志
雲衝く
雲に汁
雲に臥す

☆海
海千山千
海が湧く
海波を揚げず
海に千年山に千年
海の物とも山の物ともつか ぬ

☆星
星が割れる
星を挙げる
星を戴く
星を落とす
星を稼ぐ

☆空
他人の空似
生きた空もない
空を使う
空がない
空聞かず

☆雨・露
干天の慈雨
遣らずの雨
雨が降ろうが槍が降ろうが
朝雨に傘要らず
コップの中の嵐

☆波・渦
波風が絶えない
波に乗る
秋波を送る
波にも磯にもつかず
波を打つ

☆泥
顔に泥を塗る
泥をかぶる
泥を吐く
雲泥の差
雲泥万里

☆煙
煙に巻く
煙幕を張る
狼煙を上げる
煙になる
煙を立てる

☆砂
砂を噛むよう
砂上の楼閣
砂にする
砂を噛ます
砂長じて巌となる

☆雷
雷が落ちる
付和雷同
雷を落とす
疾雷耳を掩うに及ばず

☆塵・埃
髭の塵を払う
後塵を拝する
叩けば埃が出る
塵に継ぐ
塵に同ず

☆石・岩
石に齧りついても
石の上にも三年
石橋を叩いて渡る
一石を投じる
石で手を詰める

☆月
月が欠ける
月が満ちる
月と鼈
月に異に
月に日に異に

☆天
天から降ったか地から湧い たか
天勾践を空しうすること莫 れ、時に范蠡無きにしも非 ず
天定まって亦能く人に勝つ
天高く馬肥ゆ
天高し

☆野
野暮れ山暮れ
野となれ山となれ
野に置く
野に伏し山に伏す
野に下る

☆雪
雪と墨
雪に白鷺
雪は豊年の瑞
雪やこんこん
雪を欺く

☆土・地
土一升金一升
土が付く
土となる
土を踏む
土俵を割る

☆墨
墨と雪
墨に染まれば黒くなる
墨は餓鬼に磨らせ、筆は鬼 に持たせよ
墨を打つ
墨を磨るは病夫の如くし、 筆を把るは壮士の如くす

☆宙
宙に浮く
宙に舞う
宙に迷う
宙を飛ぶ
宙六天に括る

☆川・河
川の字に寝る
古川に水絶えず
決河の勢い
懸河の弁
浅瀬に仇波

☆灰
灰にする
灰になる
灰吹きから蛇が出る
灰汁が抜ける
灰燼に帰す

☆霞・霧
霞に千鳥
霞を食う
霧不断の香を焚く
湯気にあたる
湯気に上がる

自然の慣用句 はコメントを受け付けていません
10
3月

食物の慣用句

☆飯
朝飯前
他人の飯を食う
無駄飯を食う
飯の種
臭い飯を食う

☆油
油が切れる
脂が乗る
油を売る
油を絞る
油を注ぐ

☆茶
お茶の子さいさい
茶茶を入れる
茶腹も一時
番茶も出花
臍で茶を沸かす

☆餅
絵にかいた餅
画餅に帰す
餅は餅屋
焼き餅を焼く
餅を搗く

☆味噌
味噌をつける
手前味噌
糠味噌が腐る
味噌も糞も一緒
味噌を上げる

☆肉
肉が落ちる
肉を切らせて骨を切る
肉を切らせて骨を断つ
肉を付ける

☆酒
酒に呑まれる
酒に別腸あり
酒の燗は人肌
酒の酔い本性忘れず
酒は憂いの玉箒

☆食物
粕を食う
火中の栗を拾う
コロンブスの卵
刺身のつま
棚から牡丹餅

☆塩
塩が浸む
塩をする
塩を踏む
青菜に塩
塩辛を食おうとして水を飲 む

☆酢・酸
酢が過ぎる
酢でさいて飲む
酢でも蒟蒻でも
酢につけ粉につけ
酢にも味噌にも

☆穀物
胡麻を擂る
麦を踏む
藁にも縋る
黄粱一炊の夢
穎を脱す

食べ物の慣用句 はコメントを受け付けていません
10
3月

植物の慣用句
☆木
金のなる木
木目が細かい
独活の大木
草木も靡く
生木を裂く

☆花
死に花を咲かせる
死んで花実が咲くものか
高嶺の花
話に花が咲く
花道を飾る

☆種
種が割れる
種を明かす
種を蒔く
種を宿す
蒔かぬ種は生えぬ

☆草・植物
草木も靡く
道草を食う
草青む
草茂る
草も揺るがず

☆根
根が生える
根に持つ
根も葉もない
根を押す
根を絶つ

☆実
死んで花実が咲くものか
実が入る
実もない
禁断の木の実
華を去り実に就く

☆竹
竹を割ったよう
破竹の勢い
竹植うる日
竹に油を塗る
竹に雀

☆柳
柳に風
柳眉を逆立てる
柳散る
柳に受ける
柳に雪折れ無し

植物の慣用句 はコメントを受け付けていません
10
3月

動物の慣用句

☆虫
虫がいい
虫が知らせる
虫が好かない
虫がつく
虫酸が走る

☆動物
同じ穴の狢
象牙の塔
豚に真珠
豹は死して皮を留め、人は 死して名を留む
獣食った報い

☆魚
魚心あれば水心
水魚の交わり
大魚を逸する
逃がした魚は大きい
魚心あれば水心あり

☆鳥
一石二鳥
閑古鳥が鳴く
立つ鳥跡を濁さず
鳥帰る
鳥雲に入る

☆亀
亀の甲より年の功
亀鳴く
亀の甲より年の劫
亀の年を鶴が羨む
亀は万年

☆犬
犬の遠吠え
犬も食わない
犬が西向きゃ尾は東
犬と猿
犬に論語

☆牛
牛の角突き合い
牛の涎
牛を馬に乗り換える
角を矯めて牛を殺す
牛に汗し棟に充つ

☆馬
生き馬の目を抜く
馬が合う
馬の背を分ける
馬の骨
馬の耳に念仏

☆猫
窮鼠猫を噛む
猫に小判
猫の手も借りたい
猫の額
猫の目のよう

☆猿
猿に烏帽子
猿の尻笑い
猿も木から落ちる
犬猿も啻ならず
見猿聞か猿言わ猿

☆蛙
蛙の子は蛙
井の中の蛙
蛙の面に水
蛙の頬冠り
蛙の目借り時

☆鼠
窮鼠猫を噛む
大山鳴動して鼠一匹
袋の鼠
鼠が塩を引く
鼠に引かれそう

☆虎
虎視眈眈
騎虎
虎の子
張り子の虎
竜虎相搏つ

☆蛇
藪蛇
長蛇を逸する
蛇の道は蛇
竜頭蛇尾
蛇が蚊を呑んだよう

☆兎
二兎を追う
脱兎
兎死すれば狐これを悲しむ
兎の登り坂
兎の糞

☆竜
竜虎相搏つ
竜頭蛇尾
竜に翼を得たる如し
竜の雲を得る如し
竜の鬚を撫で虎の尾を踏む

☆鼬
鼬ごっこ
鼬の最後っ屁
鼬無き間の貂誇り
鼬の目陰
鼬の道切り

☆甲殻類
蟹の穴這入り
蟹の念仏
海老の鯛交じり
鱧も一期、海老も一期
海老で鯛を釣る

☆獅子
獅子身中の虫
獅子に鰭
獅子に牡丹
獅子の子落とし
獅子の歯噛み

☆蟻
蟻穴を出ず
蟻の甘きにつくが如し
蟻の思いも天に届く
蟻の熊野参り
蟻の這い出る隙もない

☆尾
尾に尾をつける
尾に付く
尾を引く
尾を振る
尾を見せる

☆羽
羽が生えたよう
羽を交わす
羽を交わせる鳥
羽を並ぶ
羽を伸ばす

動物の慣用句 はコメントを受け付けていません
10
3月

身体の慣用句
☆頭
頭打ち
頭が上がらない
頭が固い
頭隠して尻隠さず
頭から

☆髪・髭・髻
後ろ髪を引かれる
間髪を容れず
髭の塵を払う
髪上ぐ
髪洗う

☆面
面の皮
赤面の至り
面の皮が厚い
面の皮を剥ぐ
どの面下げて

☆顔
顔色を窺う
顔を合わせる
顔が売れる
顔が揃う
顔が立つ

☆額
額に皺を寄せる
額を集める
猫の額
額垂る
額に汗する

☆眉
眉に唾をつける
眉を顰める
眉を寄せる
愁眉を開く
柳眉を逆立てる

☆目
いい目が出る
一目置く
鵜の目鷹の目
鬼の目にも涙
見る目がある

☆眼・瞳
眼を付ける
眼光紙背に徹する
眼中に無い
眼中に置かない
眼中に入れない

☆耳
耳が痛い
耳が汚れる
耳が遠い
耳が早い
耳に入れる

☆鼻
小鼻をうごめかす
鼻を撮まれても分からない
鼻息が荒い
鼻息を窺う
鼻が高い

☆頬
頬を染める
頬が落ちる
頬がゆるむ
頬をふくらます
頬っ辺が落ちる

☆口
開いた口が塞がらない
口裏を合わせる
口がうまい
口がうるさい
口が奢る

☆舌
舌が肥える
舌が回る
舌がもつれる
舌先三寸
舌鼓を打つ

☆歯
歯に衣着せぬ
歯の抜けたよう
櫛の歯が欠けたよう
歯を食いしばる
奥歯に物が挟まる

☆顎・頤
顎が落ちそう
顎が外れる
顎が干上がる
顎で使う
顎を出す

☆喉
喉から手が出る
喉が渇く
喉が鳴る
喉がひっつく
喉元過ぎれば熱さを忘れる

☆首
首が飛ぶ
首が回らない
首にする
首を切る
首を突っ込む

☆肩・脇
肩が凝る
肩すかしを食う
肩で息をする
肩で風を切る
肩の荷が下りる

☆手
手足を伸ばす
手が上がる
手が空く
手が後ろに回る
手が付けられない

☆腕
腕が鳴る
腕に覚えがある
腕に縒をかける
腕を拱く
腕をさする

☆掌
掌を指す
掌中の珠
掌にする
掌の中
掌の玉

☆指
指折り数える
指をくわえる
食指が動く
指一本も差させない
指を折る

☆爪
爪に火をともす
爪を研ぐ
爪で拾って箕で零す
爪に爪なく瓜に爪あり
爪の長い

☆胸・胴
胸糞が悪い
胸が痛む
胸がすく
胸がつかえる
胸が潰れる

☆心・心臓
怒り心頭に発する
心肝を砕く
心臓が強い
心臓に毛が生えている
心合わざれば肝胆も楚越の 如し

☆腸・肺
腸が腐る
腸がちぎれる
腸が煮えくり返る
腸を断つ
断腸の思い

☆肝・胆
肝が据わる
肝が太い
肝に銘じる
肝を潰す
肝を冷やす

☆腹
腹が黒い
腹を決める
痛くもない腹を探られる
自腹を切る
私腹を肥やす

☆背
馬の背を分ける
背筋が寒くなる
眼光紙背に徹する
背負って立つ
背が立つ

☆臍
臍で茶を沸かす
臍を曲げる
臍を固める
臍を噛む
臍が宿替えする

☆腰
腰が重い
腰が砕ける
腰が据わる
腰が強い
腰が抜ける

☆足・脚
足が重い
足が地に付かない
足が付く
足が出る
足が遠のく

☆股
小股を掬う
股に掛ける
二股をかける
股を割いて腹に充たす
小股が切れ上がる

☆尻
尻馬に乗る
尻が青い
尻が暖まる
尻が重い
尻が軽い

☆膝
膝が抜ける
膝が笑う
膝とも談合
膝を打つ
膝を折る

☆踵
踵を返す
踵を接する
踵を廻らす
踵を回らす
踵を接ぐ

☆体
体を壊す
体を張る
体を成す
這這の体
名は体を表す

☆骨
骨折り損のくたびれもうけ
骨が折れる
骨抜きにされる
骨身にこたえる
骨身に沁みる

☆筋
青筋を立てる
筋が立つ
筋が違う
筋金入り
筋を通す

☆肉・神経
羊頭狗肉
骨肉相食む
肉が落ちる
肉を切らせて骨を切る
肉を切らせて骨を断つ

☆皮
化けの皮が剥がれる
面の皮が厚い
面の皮を剥ぐ
一皮剥く
渋皮が剥ける

☆肌
肌が合う
肌身離さず
肌を合わせる
肌を許す
鳥肌が立つ

☆毛
尻毛を抜く
鼻毛を数える
鼻毛を抜く
身の毛がよだつ
総毛立つ

☆血・傷
血が騒ぐ
血がたぎる
血で血を洗う
血と汗の結晶
血となり肉となる
☆汗
汗になる
汗の結晶
汗を入れる
汗をかく
汗を流す

☆声
声が掛かる
声なき声
声の下から
声を落とす
声を限りに

☆涙
涙片手に
涙に暗れる
涙に暮れる
涙に沈む
涙に咽ぶ

☆糞
糞食らえ
糞の役にも立たぬ
糞も味噌も一緒
糞桶の紐通し
屁でもない

☆息
息が切れる
息が合う
息が掛かる
息が続く
息が詰まる

☆気
気も無い
気勢を揚げる
気炎を揚げる
気違いに刃物
気脈を通ずる

☆唾
唾を付ける
唾を引く
咳唾珠を成す
固唾を呑む
痰を切る

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